何者にもなれないからもがく
- 作者: 朝井リョウ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/06/26
- メディア: 文庫
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これを買って読みました。
途中まで、就活とSNSのこわさを書いてる感じで、さくさく読み進めていたのですが、後半から怒涛の追い上げというか、ほんとに言いたいのはこれだーー!!!!!みたいな感じで、めっちゃ追い詰められてるような気分になりました。笑
すごかった、、、、、
簡単に感想を言うと、
私も、こうしてないと立ってられない。ってことがあるなあ〜
皆同じように悩んでもがいてるのかもなあ〜
ってこと。
凡庸性?があるテーマだからこそ刺さるのかなあと思いました。
就活の年齢で読んでよかった!
就活生にオススメ、まあ就活しながら読むのたぶんちょっとこわいけど…
私、ツイッターとかで
ESにwebテストに面接対策。今日は夜更かしすることになりそう。
とか
今日の面接は本当に沢山の反省点が見つかった。見つけたからには次に必ず活かす。明日も頑張ろう。
とか
自分はまだまだだなと感じた1日。今日が某御社じゃなくてよかった。明日からもっと気を引き締めないと。
みたいなことを書いちゃう人、どうしても好きになれなくて。
いや、そんなん書いてる暇あったら対策しろよ!www
って思っちゃうんですよね。笑
でもたぶん、そういう人は、そうやって「自分の頑張りを実況中継」していないと立ってられないんだなあと思います。
人間って弱いなあ。
自分の必要性や評価がはっきりさせられるのはこわいくせに、全てを求めるから欲しがる。
弱くて醜くて無様!
でもそれが人間なのかなあ〜ってしみじみ。。
今日、新聞営業のバイトの勉強会に行ってきました。
感じたこと→営業こわい。笑
営業の流儀みたいなのを学んだんですが、相手の良心につけこむ感じの営業の仕方だったんですね。
そもそもかなーーーり丁寧なんですが、
- 話を進めながら自分がなぜバイトをしているかを伝える。(お金が必要な理由)
- 断られてから初めて、「お願いします」を使う
- それでも断られたら、「二度と読まないと言うのなら帰ります」と言う
- それでも断られたら帰るが、帰り際、玄関の靴を全て揃えるなど、とにかく尽くす
- ドアが閉まっても深くお辞儀をする
- 門扉があればその外でも深くお辞儀をする
こんだけされたら、そら、「断るの申し訳ないから契約してあげようかな…」ってなりません??笑
学生が、お金が必要だから、自分の時間を犠牲にしてしんどいバイトをしている。
自分が契約しないことで、給料が下がる。
それでも献身的で丁寧な対応をしてくれる。
こんなにいい子なのに断ってもいいの?
こんな風に、良心に訴えかけて、数字に繋げるのです。
ニーズのないところにする営業って、本当にこわいな〜と感じました。
私が来年以降する営業は、ニーズのあるところにする営業なので、こんな思いはしなくても大丈夫、なのかなあ。。。。